金 承哲・寺尾寿芳編
45 年以上の長きにわたって、ヤン・ヴァン・ブラフトは日本における宗教間対話を主導してきた。その間、多くの著作を残したが、そのほとんどはキリスト教と日本仏教との知的にして霊性の深みに根差した出会いを扱っている。本書『宗教間対話に導かれて』は、偉大な伝統同士の間、哲学と神学の間、教理と現実の間、そして神秘と日常の間を架橋しようとしたヴァン・ブラフトの、日本語による著作を集成したものである。本書の基調をなすのは、宗教を信じる者が自らの宗教を省みる際、すでに出来上がったシンボルや教説に注目するだけでは不十分であり、人間社会という一層広い視野が欠かせないという主張である。
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